家族葬

新しい葬儀のかたち

最近家族葬という葬儀を行う遺族が多くなっていますが、この家族葬という言葉自体は、1990年代に出来た言葉であり、その内容に関しては一般葬のように宗派宗旨に沿って行うというものでないため、どのように行うのか?と質問される方も多いです。
一口にいうと、多数に葬儀の告知をせず身内だけで済ませる葬儀といえますが、この身内がどこまでなのか?という事も疑問です。

実はこの身内という事への考え方は、遺族それぞれに違いがあり、遺族のみとする場合もあれば、遺族と親戚という場合もあります。
また遺族と親戚にプラスして、故人が生前親しくして頂いた友人までという考え方もあります。

遺族だけという事になると数人から10人程度と考えられます。
遺族と親類という事になると通常20人から30人程度でしょう。
友人を含めてという場合、30人から80人程度、という事になります。
実は家族葬は、この友人も含めて・・・という30人から80人程度の葬儀が一般的なのです。

遺族とはどこまでをいう?

家族葬で遺族のみで行うという場合に、遺族とはどこまでが遺族なのか、これも疑問です。
遺族というのは一般的にどう扱うのかというと、二親等の範囲という方が多いです。
本人の子供時代から考える両親が一親等、祖父母、きょうだいが二親等、また本人が結婚されていれば子供、配偶者が一親等、その孫なら二親等となります。

お父さんが亡くなったという場合、おじさんやおばさんなどは遺族ではなく親類と考える方も多いのですが、子供から見ると三親等、でも当人、お亡くなりになった方からすれば、二親等です。
どこまでをという考えをしっかりまとめて、区切りよく家族葬を行うという事も大切です。

香典などについて

家族葬の場合、香典や供花に関しても執り行う遺族によって考え方が違います。
参列したい人に対しては、家族葬であっても葬儀を知らせますが、その他の方々については、身内で行う事、会葬も供物も辞退するというのが一般的です。
しかし供花、香典などをどうしても届けたいとする方もいらっしゃいます。

もしも別段断る必要性がない、理由がないという事なら、家族葬であっても葬儀に参列される方から頂く場合、受け取るのが通常です。
もしも参列されない方からどうしてもと、後日香典などを届けていただいた場合、準備していただいたものをむげにお返しするのはよくありません。
香典のお還しの品などを準備し、きちんとお礼しましょう。

家族葬を行う場合の宗教、心構え

家族葬は無宗教で行うもの、と考えている方も多いのですが、僧侶を招き読経などを行ってもらうのが一般的です。
もちろん無宗教で行う事もありますが、家族葬は、あくまでも本人の宗旨を尊重し行うものです。

家族葬についての心構えですが、形式にこだわることなく遺族だけでゆっくりと時間をかけて悲しみ、その死を悼み、送り出すという葬儀です。
やさしさ、温かさをもって葬儀を執り行いましょう。